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稲木信夫からの最新ニュースを提供します。お読みいただいてコメントなどありましたら、どうぞお寄せください。
by inakinobuo
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猛暑の夏から秋へ
 7月下旬以来、このニュースの書き込みが途絶えてしまい、申し訳ありません。電話で、「どうしたのですか」との問い合わせもありましたが、時間がないからと言い訳しています。
 この間、日本現代詩人会の今年度総会が8月22日に東京のいつものホテル メトロポリタン エドモンドで開かれ、出席しました。総会には入会以来、3回にわたって出席していますが、いろいろの報告を聴きながら、この会の呼吸のようなものを感じ取るようにしています。そのまま、日本の詩界の呼吸でもあるでしょう。詩人会議の全国運営委員会に出席して3ヵ月後のことで、重ねての想いをかみしめているところです。
 9月には、26日、京都での詩朗読会に参加した。有馬敲氏からの案内を受けて、立石百代子さんをさそって参加した。京都詩人会議が企画したもので、大阪詩人会議の人たちも参加し、町屋での趣きある座敷を会場に、50人以上の人々を前に、室内楽グループの伴奏もはいったりして、朗読が続いた。私は古い作品だが「綿の碑」を朗読した。終わって懇親会もあったが、あいさつをしてすぐ、河本澄一氏の案内で短時間ながら京都天満宮などを見て回った。
 10月には、3日、広部英一苜蓿忌に参加した。来年はプログラムに新しさを加えたいとのことであった。
 また、16日、福井市内の上中氏宅での「まがいの会」のコンサートがあり、牧野恵子さんが今川節と中野鈴子の関係曲を数曲歌い、今川節の曲について研究家の平井英治氏が、中野鈴子の曲については、藤原富枝さん作曲の4曲について、それぞれ稲木が解説した。また、「陽は照るわたしの上に」を朗読し、鈴子への紹介とした。
 20日には、私の中学時代の恩師の納骨法要が丸岡町の台雲寺にて北海道在住の夫人とご長男をむかえて営まれたのを機会に、卒業時の同級生20名近くが参列した。あと、小松屋にて追悼こんしん会を持ち、ここには10名が参加した。卒業以来60年会わなかった友も私には多く、言い知れぬ思いであった。
 このほか、スケジュールに追われた感がある。次第に仕事を整理するつもりでいるが、かえって、それではすまないものがある。昨年のイギリス女性についで、この夏、あいついで東京、大阪の人が、鈴子に関係して私を訪ねてきたのも、今後を何か予感させる。いい加減には済まされないのである。

 このほか、今後へむけての動きがありますが、今は発表できる段階ではありません。
 執筆も相次ぎましたが、これも少しずつ紹介させていただきます。
 ともあれ、皆様のご支援を重ねてお願いしたいと思います。
 
# by inakinobuo | 2010-10-21 20:46
鎮魂詩四〇四人集、出版される
 このほど、東京のコールサック社から、アンソロジー『鎮魂詩(レクイエム)四〇四人集』が出版されました。鈴木比佐雄、菊田守、長津功三郎、山本十四尾の4氏による編集で、21章から成る総ページ640ページの大冊です。
 鎮魂詩は特別なジャンルではなく、「生と死」をモチーフに日本の文学の歴史とともにあり、時代がそのテーマを特長づけていると言えます。
 この『四〇四人集』の第1の特長は、鎮魂詩の先駆者として柿本人麻呂に始まって、日清戦争以来、現代のイラク、アフガン戦争に至るまでの戦争を歌う詩篇が作品の4割を占めていることです。
 そこには戦争詩の歩みが映し出されているのであり、たとえば私は、白鳥省吾の「耕地を失ふ日」を読んでいて、中野鈴子の「飢餓の中から」「君すでに」などを思いあわせることもありました。
 特長の第2は、一般的にこれが鎮魂詩というものですが、知友の人の死、家族、親族の死が多くを占めていますが、さらに公害、自然災害のほか自殺や虐待死など、いわば現代の世相を反映した死を捉えています。鎮魂とはなにかを問わせるものもあります。
 この一冊に、多くの戦争詩がありますが、戦争詩というもののもつテーマの大きさを思い、詩になりきれない戦争というか、戦争をモチーフとするとき歌い切れない文学的課題があることを思います。
 このアンソロジーには福井県在住の詩人として、岡崎純、金田久璋、赤木比佐江の諸氏、と私が発表しています。福井県と関係ある人と言えば、高見順、日下新介、藤原定、三好達治、濱口國雄らの詩人の作品があります。
 帯には、早乙女勝元氏が石垣りんの詩を引用して推薦文をよせています。

 収録作品  稲木 信夫 あおう あおう あうう
       岡崎  純 気配―広部英一追悼
       金田 久璋 ねこ鍋
       赤木比佐江 白百合
# by inakinobuo | 2010-07-21 22:02
井上清子年譜を作成
 5月20日発行の「ゆきのした」424号に、稲木信夫作成「井上清子(井上健治郎含む)年譜」第1回が掲載されました。
 この年譜は、1977年に、その前年までの年譜を「ゆきのした詩歌集」第2集に私の作成で発表されたものに、2007年1月、島根県松江市での死去までの年譜を、私の手元の資料と私への100通に及ぶ書簡などをもとに追加、ご子息の井上健一氏や島根の詩人田村のり子氏の協力も得て、完成させたものです。
 井上清子は、福井県における昭和初期の女性詩人として、数少ない人の一人であり、労働者女性詩人としても最初の人ということが出来、福井県のプロレタリア詩人として、その存在を明らかにする必要があり、身近に交流できた私として、年譜の完成を自分の義務と考えて作成にあたりました。ようやく一応の完成を見て、ホッとしているところです。
 連載はあと1、2回と思われますが、完結したら、「水脈」誌上にも転載のつもりでいます。
# by inakinobuo | 2010-06-19 19:33
水脈20周年記念のつどい、激励と交流で成功
 福井詩人会議・水脈の結成20周年を記念してのつどいが6月13日(日)午後、福井市内・県職員会館1階ホールにて開かれました。
 プログラムはすでにお知らせしているとおりで、詳しい結果報告は、9月発行予定の「水脈」42号で紹介します。
 30余名の出席で、東京、兵庫、滋賀など県外からの参加もあり、また、石川県のかなざわ詩人会議から安田祥子代表ら7名の参加がありました。水脈を見守る県内の人たちの参加もあり、心からの励ましを受けました。
 記念講演の佐相憲一氏は、来県は3度目ということですが、夜の懇親会、翌日の観光と、最後まで参加されて、交流を深めました。また、今回も県外から参加の詩人会議の仲間たちとの交流を深められたのは、えがたいことでした。感謝いたします。
 
 なお、14日付けの福井新聞につどいの報道記事が載りました。
# by inakinobuo | 2010-06-19 12:36
詩人会議全国運営委員会、静岡市で
 詩人会議全国運営委員会が5月29日(土)~20日(日)の2日間、静岡市清水区の三保園ホテルで開かれました。詳しくは「詩人会議」誌上で紹介されますが、この会議は、昨年の総会以後の1年間の活動を、総会決定の方針などに即して確認するものです。会議に先立ち、会員の意見をアンケートでよせてもらっています。
 1日目は、午後、秋村宏委員長の挨拶に続いて、鈴木太郎事務局長の常任委員会報告、南浜伊作編集長の編集部報告のほか、葵生川玲氏の財政報告等があり質疑応答、あとアピールと特別声明「米軍普天間基地の即時、無条件撤去を求めます」が提案され全員により承認されました。
 夜は、今年の壺井繁治賞・新人賞の表彰式と懇親会が開かれ、それぞれ佐藤文夫氏と府川清氏が司会を務め、各受賞者とご家族の挨拶や出席者のスピーチに加えて、ゲストに招かれたピアノの萩原一幸氏とシャンソン歌手福地淑子さんによる演奏も入って、和やかなひとときを過ごしました。
 2日目は午前、ミニ講演会で壺井繁治賞の宇宿一成氏をはじめ、草野哲夫、長谷川節子、北沢秋恵の各氏が近著詩集をもとに講演しました。
 初日の議事、2日目の講演会の司会を、横浜の磐城葦彦常任運営委員と私が、前回と同じく指名されて務めました。
 この後、青木春菜さんの司会で詩朗読会も行なわれました。午後は、希望者による観光が行なわれました。
# by inakinobuo | 2010-06-19 12:15


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